はじめに
50代未経験でタンクローリー業界へ飛び込んでから、毎日が勉強の連続です。
車庫内訓練ではバック操作に苦戦し、荷卸し訓練ではホースに遊ばれ、公道では大型車ならではの運転に戸惑いました。
そんな中で迎えた雨の日の荷卸し。
「できるだけ濡れたくない。」
誰でもそう思います。
もちろん私もそうでした。
しかし実際に現場へ出てみると、頭の中で考えていた最適解は、現場では最適解ではありませんでした。
一回目 傘があれば大丈夫だと思っていた
初めて雨の日に荷卸しをした時、
「傘を差せば何とかなるだろう。」
そう考えていました。
ところが実際は大違い。
確認書を見て、
伝票を書いて、
荷卸しの確認をして……
片手が傘でふさがるだけで作業が思うように進みません。
結果は散々でした。
- 自分も濡れる
- 伝票も濡れる
- 作業時間もかかる
「なんでだ……。」
頭の中では完璧だった作戦が、現場では全く通用しませんでした。
カッパという選択肢もあった
「じゃあカッパを着ればいい。」
そう思うかもしれません。
もちろん私も考えました。
でも実際に仕事をしてみると、カッパにも問題があります。
まず、着るのにも脱ぐのにも時間がかかります。
荷卸し先を何件も回る日は、そのたびに着脱するだけでも一苦労です。
しかも長時間雨に当たっていると、結局どこからか雨水が染みてきます。
さらに厄介なのが、濡れたカッパ。
脱いだ後の置き場所に困りますし、車内へ持ち込めば他の荷物まで濡れてしまいます。
便利そうに思えたカッパも、現場では万能ではありませんでした。
考え方を変えてみた
何度か雨の日を経験するうちに、あることに気付きました。
「どうすれば濡れないか。」
ではなく、
「どうすれば濡れる時間を短くできるか。」
そう考えるようになったのです。
そこで思いついたのが、必要な情報だけをスマートフォンで撮影する方法でした。
確認書や荷卸しに必要な情報だけを撮影し、すぐにキャビンへ戻ります。
あとは雨の当たらない車内で、写真を見ながら落ち着いて確認書に線を引き、定規を使ってきれいに記入します。
慌てて雨の中で書く必要はありません。
伝票も濡れません。
記入ミスも減ります。
結果的に作業時間まで短縮できました。
「もっと早く気付けばよかった。」
そう思ったくらいです。
現場の最適解は経験しないと分からない
この経験を通して、ひとつ学んだことがあります。
頭の中で考えた最適解が、現場でも最適解とは限らないということです。
実際にやってみる。
失敗する。
改善する。
その繰り返しの中で、自分なりのやり方が少しずつ見つかっていきます。
新人の頃は失敗するたびに落ち込みました。
でも今振り返ると、その失敗があったからこそ、今のやり方にたどり着けたのだと思います。
まとめ
50代未経験で飛び込んだタンクローリー業界。
毎日が初めての連続です。
今回学んだのは、
「どうすれば濡れないか」
ではなく、
「どうすれば濡れる時間を短くできるか」
という考え方でした。
現場では、頭の中で考えた最適解よりも、経験から生まれた工夫の方が役に立つことがあります。
新人は毎日失敗します。
でも、その失敗の数だけ成長できます。
今日もまた一つ、現場から大切なことを教わりました。
「現場で学んだことシリーズ」力ではなくコツが必要だと感じた記事はこちら
引っ張りオヤジのトレーラー転職日記 
