仕事でGoogleマップを見る時間が増えました。
目的地を調べるためではありません。
実験するためです。
以前の仕事で、ルート選びは重要な判断の一つでした。
目的によって、少しでも早く着きたい場合もあれば、少しでもコストを抑えたい場合もあります。
その経験から、私は地図を見ると、まず距離を意識するようになりました。
距離が短ければ、時間やコストを抑えられる可能性が高いからです。
ところが、トレーラーに乗るようになって、その考え方だけでは足りないことに気付きました。
もちろん距離は大切です。
しかし、それだけでは最適なルートとは言えません。
例えば、
- 高速道路を利用した方が早いのか。
- 一般道の方が効率が良いのか。
- 大型車でも走りやすい道か。
- 大型車規制はないか。
- 時間帯による渋滞はどうか。
- 右左折しやすい交差点か。
判断材料は、一気に増えました。
そこで私がやるようになったのは、
Googleマップで仮説を立てることです。
「距離は少し長いけれど走りやすそうだ。」
「高速料金はかかるが、結果的に時間短縮になるかもしれない。」
「夜なら一般道でも十分流れるのではないか。」
そんな仮説を立てて、実際に走ってみます。
しかし、一度走っただけでは答えは出ません。
曜日が違えば交通量も違う。
天候が変われば走りやすさも変わる。
工事や事故で状況が変わることもあります。
だから私は、何度も同じルートを走ります。
仮説を立てる。
実際に走る。
結果を比較する。
そして、また仮説を立てる。
この繰り返しです。
気付けば私は、Googleマップを「地図」として見ていませんでした。
検証するための道具として見ていたのです。
仕事の経験は、ただ年数を重ねれば身につくものではありません。
「何となくこの道がいい。」
ではなく、
「なぜ、この道を選ぶのか。」
そう考えながら検証を繰り返すことで、経験は少しずつ知識へと変わっていきます。
だから私にとってGoogleマップは、
目的地まで案内してくれる地図アプリではありません。
仮説を立て、現場で検証し、改善を積み重ねるための、巨大な実験場だったのです。
編集後記
この記事を書いていて、改めて思いました。
現場研究ノートは、仕事の出来事を記録するシリーズではありません。
「現場で当たり前を疑い、仮説を立て、検証する。」
その積み重ねを記録するシリーズなんだと。
だから今回の主役はGoogleマップではありません。
考え続けること。
それこそが、現場研究ノートのテーマなのだと思います。
引っ張りオヤジのトレーラー転職日記 