【50代オヤジの乙4挑戦記】記憶力の衰えを武器に変える!危険物取扱者乙4合格勉強法

「最近、人の名前がなかなか出てこない」

「昨日の夕飯は思い出せないのに、40年前のプロ野球のスタメンは言える」

「参考書を読んでも次の日には忘れている」

そんな50代のオヤジたちにとって、資格試験への挑戦は少々ハードルが高く感じられるかもしれません。

しかし、安心してください。

危険物取扱者乙種第4類、通称「乙4」は、50代だから不利という試験ではありません。むしろ、社会経験を積んだ50代だからこそ有利な部分もあります。

実際にガソリンスタンド勤務を目指す人、再就職の武器にしたい人、定年後を見据えて資格を取得したい人など、乙4受験者には40代、50代、60代も数多くいます。

今回は、特に「理系が苦手だった50代オヤジ」に向けて、無理なく合格するための勉強法を紹介します。


50代の最大の敵は「理解力不足」ではない

まず最初に言いたいことがあります。

50代になると、

「頭が悪くなった」

と思いがちです。

しかし、それは違います。

衰えているのは主に記憶のスピードです。

理解力や判断力はむしろ若い頃より高くなっています。

ところが多くの人は学生時代と同じ勉強法をしようとします。

参考書を最初から最後まで読む。

ノートをきれいにまとめる。

重要部分にマーカーを引く。

そして満足する。

これが危険です。

乙4に必要なのは学者レベルの知識ではありません。

試験に出るポイントを繰り返し覚えることです。

つまり50代に必要なのは「勉強量」ではなく「勉強法の変更」なのです。


乙4は満点を目指す試験ではない

ここを勘違いしている人が非常に多いです。

乙4は100点を目指す試験ではありません。

合格基準は各科目60%以上です。

試験は大きく3分野あります。

  • 法令
  • 物理・化学
  • 性質・消火

それぞれで6割以上取れば合格できます。

つまり、

「全部完璧に覚えなければならない」

わけではないのです。

50代オヤジがやるべきことは、出題頻度の高い部分を確実に取ること。

野球で言えばホームランを狙うのではなく、確実にヒットを積み重ねるイメージです。


理科嫌いでも大丈夫

50代オヤジの多くは文系出身です。

そのため参考書を開いた瞬間、

「物理・化学」

の文字を見て心が折れます。

しかし安心してください。

乙4で出る物理・化学は高校理科の難しい内容ではありません。

例えば、

  • 燃焼とは何か
  • 蒸気は上に行くのか下に行くのか
  • 引火点とは何か
  • 比重とは何か

こうした基礎知識です。

難しい計算問題はそれほど多くありません。

学生時代に赤点ばかりだった人でも十分合格できます。

実際、多くの50代合格者が言うのは、

「思ったより理科じゃなかった」

という感想です。


テキストは1冊で十分

資格試験を受ける中高年にありがちな失敗があります。

それは教材集めです。

本屋へ行く。

ネットを見る。

YouTubeを見る。

気付けば参考書が4冊。

問題集が3冊。

動画講座も契約。

しかし勉強は進まない。

これは非常によくあるパターンです。

乙4は教材の数で合否が決まる試験ではありません。

むしろ教材を増やすほど効率は下がります。

おすすめは、

参考書1冊

問題集1冊

これだけです。

同じ問題を何度も繰り返した方が確実に力になります。


50代には「音読学習」が効く

若い人は黙読でも覚えられます。

しかし50代は違います。

目だけで覚えようとすると定着しません。

そこでおすすめなのが音読です。

例えば、

「ガソリンは第一石油類」

「灯油は第二石油類」

「重油は第三石油類」

これを声に出して読む。

目で見て、口で話して、耳で聞く。

複数の感覚を使うことで記憶に残りやすくなります。

少し恥ずかしいかもしれませんが、自宅で一人なら問題ありません。

音読は50代の記憶力を補う最強の武器です。


毎日30分が最強

若い頃のように徹夜はできません。

休日に6時間勉強しても翌日には疲れてしまいます。

50代には50代向けの戦い方があります。

それは毎日少しずつです。

理想は、

朝15分

夜15分

合計30分。

これだけで十分です。

大切なのは勉強を生活の一部にすること。

歯磨きと同じ感覚で続けることです。

毎日30分を2か月続ければ、かなりの知識が身につきます。


過去問こそ最強の教材

乙4に合格した人の多くが言います。

「結局、過去問だった」

本当にその通りです。

乙4は出題パターンがかなり決まっています。

だから過去問を繰り返すだけで対応できる問題が増えていきます。

理想は3周。

できれば5周。

1周目は間違えて当然です。

2周目で理解する。

3周目で定着する。

4周目で自信が付く。

5周目で合格圏に入る。

これが王道です。


暗記のコツは関連付け

50代になると単純暗記は苦しくなります。

だから関連付けを使います。

例えばガソリン。

普段使っている車を思い浮かべる。

セルフスタンドを思い浮かべる。

給油中に静電気が危険な理由を考える。

こうすると知識が現実と結びつきます。

意味のある記憶は忘れにくいのです。


試験前1週間の過ごし方

直前になると焦ります。

すると新しい教材に手を出したくなります。

しかしこれは危険です。

試験前は知識を増やす時期ではありません。

知識を固める時期です。

間違えた問題だけを繰り返してください。

特に、

  • 指定数量
  • 保安距離
  • 危険物の分類
  • 消火方法

この4分野は重点的に見直しましょう。

得点源になります。


50代オヤジへの最後のメッセージ

乙4は東大受験ではありません。

天才を選ぶ試験でもありません。

必要なのは、

毎日少しずつ続けること。

同じ問題を何度も解くこと。

分からないところを放置しないこと。

この3つだけです。

50代になると若い頃より覚える速度は落ちます。

しかし、継続する力や経験値は確実に増えています。

焦る必要はありません。

昨日覚えられなかったことが、今日も覚えられないとは限りません。

1日30分を積み重ねれば、2か月後には驚くほど力が付いています。

「今さら勉強なんて無理だよ」

そう思っているオヤジこそ、ぜひ挑戦してみてください。

乙4は、50代からでも十分に合格できる資格です。そして合格通知を手にしたとき、単なる資格取得以上の達成感を味わえるはずです。

人生100年時代。50代はまだ折り返し地点です。新しい挑戦を始めるには、決して遅くありません。資格取得という小さな成功体験が、次の一歩を踏み出す大きな自信につながるはずです。

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